ロマンを感じたよ
西田シャトナーさんの折り紙展に行って来ました。
ギャラリーにご本人がいらっしゃり、それだけでド緊張だったのですが、気さくに「質問などあれば言ってくださいね」などと話しかけられ、久々に頭が真っ白になりました。
シャトナーさんの折り紙はホントにすごい!
もう、なんと言うか「折り紙」のイメージを丸ごと覆される感じがします。
たとえば”鯨”とか”恐竜”とか生物が飾ってあるのですが、折り紙ではなく、生きてるものがそこにいる、というパワーがあるんです。
「展開図」(どうやって折るのかという説明図的なもの)も親切に展示されていたのですが、見たってサッパリ分からない。
ただ、同じ人間でこれを作れる人がいるんだということに鳥肌が立ちます。
この感じ、どこかで味わったことがあるなと思ったら、ピスタチオを観たときだった!
初めて観たときはよく見えなかった(何せ立ち見で超後方からだったため)のですが、気になって気になって仕方がなかったなあ。
終演後、腰が抜けて立ち上がれないという経験をしたのもピスタチオでした。
役者の肉体、美しすぎる衣装、美術、照明…。
制作の対応で感動までしたのも、後にも先にもこの劇団だけ。
客席にいて本番中に「もうやめて!(これ以上笑わせないで)」と喋ってしまうほど笑いにも突出している劇団でしたが、私はこれら全てをシャトナーさんが描く「ロマン」が包んでいると思ってました。
イマカラメガネを観た方は気づいていると思いますが、私はかなりのリアリストで、ファンタジーとか割と苦手なんです。
が、シャトナーさんの描く「ロマン」は大好きでした。
シャトナーさんの作品を見なければ、絶対に私は知らなかった世界観…と言う感じです。
その世界観と今日また身近で出会えました。
カンドーがおさまらないのも無理はないし、話しかけてくださっても返せるわけがないのです。
きっと一生お話なんてできないな、これは。
久々に間近で拝見したシャトナーさんは、カリスマありまくりでしたよ。
西田シャトナーさんの折り紙展は、明後日まで荒川区の「ARAKAWA1-1-1」というギャラリーで開催されてます。
お時間のある方は一度ご覧になってはいかがでしょう?