ぽっぽ日記

イマカラメガネ主宰、松田文の日記

QSCも終わり、WSも終わり、今年も終わり。

先月、無事に40回目の誕生日を迎えることができまして、お祝いにおみと食事に行きました。

ミシュランガイド☆☆の老舗てんぷら屋さんでっせ!

ちょっと緊張しながら行ったのですが、思ったよりずっと気楽な雰囲気で、美味しかったし、楽しい時間を過ごせました。

我々のほかには、口説き中のカップル(男30台半ば、女アラサー)、わけありの熟年カップル(男がやたら怒鳴り口調、女は生活に疲れた印象)、打ち合わせ中の会社員二名がいたのですが、

「あいつら全員、会社の金で食ってる」

と、おみが断定してました。

私も自腹なのは、自分たちだけだったと思います。

『大人になった証』として、老舗の料理屋に行く計画だったのですが、真の大人とは、経費で食べるものなのかもしれない、もしくは殿方にご馳走になるものなのかもしれない。

無駄に強くなった気がした私たちのすごく素直な総評は、

「てんぷらって何であんなに高いのか」

というものでした。

いや、ほんとに美味しかったんですけど、どこにどれだけのコストがかかっているのか見当が付けられなかったです。

想像以上に高かったっす。

前置きが長くなりましたが、芝居の話をします。

9月公演が終わってから、慌しくQSCの準備をし、来年6月公演のWSオーディションをやりました。

どちらもとても楽しかったです。

QSCは、ざっくり作ったわりにはメガネのカラーが上手く出せたと思っています。

アップを多用するぜよ!と決めていたので、見た目べっぴん系の女優さんたちにご出演をお願いしたのですが、結果、中身おもしろ系の方たちばかりが集まりました。

短い稽古期間でしたが、皆さん勘がよくて助かりました。

残念ながら賞は取れませんでしたが、本公演よりずっとプレッシャーがなくて(当たり前)、私は楽しんで作れました。

WSは「女の園」でしたね。

次回公演は、女優さんが多めに出る話にしようと考えてた私に、天からのプレゼントとばかりに、たくさんの女優さんたちにご参加いただき、本当に嬉しかったです。

WSをするたびに思いますが、皆可愛いし、明るいし、真面目だし、気立てのいい娘さん過ぎて、会うごとに私の胸は高鳴ります。

良いところはそのままに、もっと自由に楽しんで欲しいし、セルフプロデュースをしっかりやって、羽ばたいて欲しい。

あと、肉体訓練を続けて欲しい。

そんな話を最終日の飲み会でちらっとお話しさせてもらいました。

40歳になりましたが、やはり周りで小劇場を続けていらっしゃる方は年々減って行きます。

自分もいつまで続けられるか分からないし、偉そうなことはひとっつも言えない立場なのですが、今まで何人もの芝居仲間を見送って、もったいない!と心から思う素敵な俳優さんもたくさんいらっしゃって、もどかしくて寂しかったです。

「できることは何でもやる」

「できることをいつも考える」

当たり前のことですが、忘れずにがんばっていこうと思います。

今年もあとわずかで終わりですね~。

来年は良い年になりますように。

間違っても戦争に向かう国になりませんように。

みなさま、良いお年を!