ぽっぽ日記

イマカラメガネ主宰、松田文の日記

二兎社「シングルマザーズ」

二兎社「シングルマザーズ」に行って参りました。

いやあ、面白かったです。

永井愛さんは数年前から大ファンで、公演はかかさず観ようと心に決めている作家・演出家さんなのですが、今作も本当に面白かったです。

と同時に色々考えさせられました。

「シングルマザー」の大変な部分をきちんと取材して書かれたであろう物語を、軽快な演出・演技によって観やすくされていたのですが、他の観客が笑っていても、なぜか笑えない、胸に刺さるシーンが何箇所もありました。

私、別にシングルマザーではないのですが、そう感じるということは、登場人物の「痛み」がきちんと伝わっていたということだと思うんです。

役者さんも皆さん素敵で、中でも吉田栄作の役柄は、似合い過ぎて少し怖かったほどです。

でもあの役の落としどころ(話の落としどころでもあります)がすごくいいと思いました。

見習いたいわっと強く思いましたよ。

客層がご年配の方が多くて、もっと若い方々にも観て欲しい、と心から思いました。

何せファンなんで、身内のような気持ちでオススメしています。

東京芸術劇場で3月27日までのロングランです。

ぜひぜひ観に行ってみて下さい。